見た目は同じでも、全然違う
レッド・ゴールド 赤い宝石とは
カナダから、こんにちは🇨🇦
9月の中旬の朝、氣温が3℃となり、ヒマワリに来ていたハチちゃんが、寒くて固まっていました。お昼には暖かくなり、飛んでいったようです(多分)🐝 ちなみに9月28日の朝はマイナス2℃でした!冬の足音が近づいています・・・
【お知らせ】2025年9月25日から、カナダ郵便がストライキに入っています。
『見た目は同じでも、全然違う』
先日、私の住む北部のこの町に、野菜や果物を載せたセミトラックが、南部(オカナガン地方)から来ていました。7月末だったかにも来ていて、今回2回目。どれもまとめ売りでお値段もお手頃なようです。1回目に来ていた時に、どんな野菜があるか様子見に行こうと思って行ってみたら、ドライブスルー方式で車がずらーっと並んでおり、結局行かずでした。後から聞いた話によると、大体1時間待ちだったようです。
で、今回、知り合いのおじさんが『トマトと赤パプリカあるけどいる?』と言われ、私『じゃあ、少しいただきます。』おじさん『1箱?2箱??』
えええ!箱単位かい!ということで、トマトと赤パプリカを1箱ずつ頂きました。1箱$20(約2100円)。こちら⬇️
新鮮で立派に育って美味しそう!
で、家に帰って早速トマト🍅を1個食べてみたら・・・『え!味ない・・・』超がっかりだったのです。
私は、今年の夏は5月末から週に2日ほど、地元のオーガニック農家にボランティアに行っていて、そこで育っているトマトの味を知っています。トマトの旨味が凝縮されていて、とっても美味しいトマトです、「これぞ夏の味!」🍅。でも、この箱で買ったトマトは、まるでスーパーで買ったかのような、季節感もないトマトの味だったんです(トマトの味がまるでしない)。
このことをボランティアに行った時に、農家のご主人と話したら、土壌も違うし(微生物が少ない)、大量栽培してるところは、ケミカル(化学肥料)もたくさん撒いてるし、お金のために育てるだけで、愛情がないんだよって。ちなみに、このご主人の農家では、もちろん全て種から育てるのですが、種から苗に育つまでの間は、温室で音楽を聞きながら育ちます🌱 ぜひ、こちらをチェック☑
私が日本で実家に住んでいる時、毎年父が家の裏の小さな畑にトマトやきゅうり、ナスなどを育てていました。オーガニックではないけれど、新鮮なもぎたてのトマトは、とても美味しかったことを記憶しています。大好きでした🍅。これはやはり、手間暇と愛情をかけて育ったものは、美味しくなるということなんですよね。
日本は湿気が多いため、オーガニック栽培が難しいと聞いたことがあります。だから、オーガニックで育ったものは、どこの国よりも高いのかもしれません。完全オーガニックじゃなくても、地元の小規模農家さんは、きっと手間暇をかけて、愛情を持って丁寧に育てているのではないかなと思います。機会があればぜひ今一度、スーパーで買った野菜と、農家さんから直接買った野菜の味比べをしてみてください。そして出来るならば、地元の農家さんと繋がってみてください。
ちなみに、私が行っているオーガニック農家さんでは、まとめ売りのトマトは、1lbs (=454g)あたり$4.50(約480円)。大きさにもよりますが、1lbsで2−3個です。一方、箱入りはおそらく15lbs入りだったかと思いますが、一箱$20、1lbsあたり$1.33になります。3倍以上も値段に違いがありますが、いくら安くても美味しくないものは買いたくないですよね・・・・
でも、この大量トマトを捨てるわけにも行きません。スープやソースに使う分には問題なかったので、トマトソースを作りました。
トマトと言えば、以前トマト産業に関するドキュメンタリーを見たことがあるのですが、その動画はこちら “ The Empire of Red Gold” で、その時のブログはこちらです。今や、トマトと言えばイタリア🇮🇹ではなく、トマトを食べないかの国が、トマトを栽培して世界を支配しているようですよ・・・トマトだけに、あの赤い国!?
【今日の動画】自然農業をされている魂(たま)ファームさん。
同じ関西人として親しみを感じます。農家の声、農業の問題などを動画にされています。ぜひとも、私達の命を支えてくれている農家さんに、もっと関心を持って、現場の声を聞いてみましょう。



